NIWAGOHAN Omotenashi Special Recipe

ちょっと贅沢で、ちょっと特別な、おもてなしレシピ。

No.04:アンチエイジングレシピ ~疲労回復~『南イタリア式スローフードでバレンタインを楽しむメニュー』

真鯛のアクアパッツァ ~ダッチオーブン~

<材 料>(22×15×6cmのダッチオーブンパン)

※材料内で赤字になっているものは、特にテーマの「疲労回復」を意識して取り入れた食材です。

  • 真鯛…1匹
  • あさり…12個
  • プチトマト…8個
  • じゃがいも…中2個
  • ローズマリー…3本(1本加熱用、2本飾り用)
  • アンチョビフィレ…2枚
  • にんにく…1片
  • 塩・こしょう…少々
  • オリーブオイル…50cc
  • 白ワイン…200cc
  • 水…100cc
  • 乾燥パセリ…適量

<下準備>

  • 真鯛はうろこ、えら、内臓、血合を取り除いた状態で、よく洗ってから水気を取り、塩・こしょうで下味をつける。
  • じゃがいもは8mmほどの輪切りにする。
  • にんにくはスライスする。
  • アンチョビを細かく刻む。

<作り方>

  1. ダッチオーブンパンの中に、じゃがいもを敷き詰め、真鯛を載せる。周りにあさり、プチトマト、アンチョビ、にんにくを入れる。
  2. (1)にオリーブオイル、白ワイン、水を注いで、上にローズマリーを1本乗せたらふたをし、グリルで20~25分加熱する。
  3. ふたを開けて、乾燥パセリを振り、ローズマリー二本を飾る。最後にオリーブオイル(分量外)を回しかける。

白ワインと水で魚介を煮る、イタリア版「水炊き」です。本来ならば魚をふっくらと炊き上げるために、あさり、トマト、オリーブ、にんにく、アンチョビのうまみを魚に吸わせるようにスープを回しかけながら、ゆっくり火を入れるのですが、今回はガスコンロ付随のダッチオーブンパンで簡単に調理。材料を全て入れて、スイッチを入れるだけで、豪華なアクアパッツァの出来上がりです。

塩レモン

【疲労回復食材】
※一つの食材には当然様々な栄養・効能がありますが、ここではテーマ(今回は「疲労回復」)に即した栄養の特徴をピックアップして記しています。

~長寿食世界一の「地中海料理」 ~
地中海料理とは、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインなどの南ヨーロッパや北アフリカ諸国の地中海沿岸の料理。オリーブ油、ナッツ類、豆類、穀類、野菜、果物をふんだんに使い、肉よりも魚、ワインなどの適度な飲酒を特徴とする食事です。ポイントは、(1)抗酸化物質が多い、(2)インスリンにやさしい食事、(3)食物繊維を十分にとっている、(4)良質の油をとっている、(5)塩分控えめの食事である。 ということのようです。 地中海の人々はこの食文化で自然にスローフードを実践し、疲労回復、長寿を保ってきたのですね。

アンチョビ…不飽和脂肪酸という体に必要なDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含んでいます。DHAは脳神経の組織を活性化させ、血圧の低下に有効です。EPAは、血栓を溶かして血管を広げるため、脳卒中や高血圧、動脈硬化などの予防につながるといいます。カルシウムとその吸収を促すビタミンDが豊富で、丈夫な骨や歯を形成し、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。また、カリウム、リン、マグネシウムなどのミネラル類を多く含み、健康な細胞や血圧の維持、エネルギー生成の補助をしてくれます。

にんにく…にんにくやネギの特有なにおいのもとになっている成分アリシン。強力な殺菌作用と共に疲労回復に欠かせないビタミンB1の吸収を助ける作用が知られていることから、たんぱく質の消化を促したり、胃液の分泌を促す、発汗などの代謝作用を高めるといった働きがあります。また、アリシンには血小板凝集抑制、抗酸化、抗ストレス、抗ガンなどの作用があることも分っています。

No.04:アンチエイジングレシピ ~疲労回復~『南イタリア式スローフードでバレンタインを楽しむメニュー』

菅原 ひさの

Hisano Sugawara

季節の行事と色彩を切り口にお送りしてきた「庭ごはん~おもてなしパーティー~」。この度、リニューアルいたしまして、「美と健康」をテーマにプラスし、レシピを提案したいと思います。いつも通り、ワンポイントテーブルコーディネートレッスンも必見ですよ!
ちょっとの工夫であなたもおもてなし上手に。

Profile:早稲田大学第一文学部・仏文科を卒業後、国際線客室乗務員、外資系企業を経て、現在子育てと料理研究に励む。赤坂の「近茶流・柳原教室」にて懐石料理を、成城の「梅村由美子Art of Dining 」にてテーブルコーディネートと各国おもてなし料理を研究中。