四季のテーブル
四季を通して旬の食材を味わう。フランス料理レストランシェフ直伝、家庭菜園で作れる食材を使った簡単レシピをご紹介します。

空豆のア・ラ・フランセーズ

空豆のア・ラ・フランセーズ材料

材料

(2人分/調理時間 約15分)

・空豆(スナップエンドウやグリーンピース等でも可)…120g

・ベーコン…24g
・玉ねぎ…1/4個
・レタス…1/4個
・バター…大さじ1  

・塩、こしょう…適量
・水…適量
・コーンスターチと水を1:1で混ぜたもの
                …適量


作り方

空豆のア・ラ・フランセーズ-作り方

空豆の皮をむく。
(塩ゆでせず、生のままでも簡単にむけます)


空豆のア・ラ・フランセーズ-作り方

ベーコンは5mm幅に切る。(スモークの香りが強いものは、表面の部分を切り落とすと良いです)
玉ねぎはまず一個を縦半分に切る。それを横半分に切り、繊維に沿って切る。
レタスは1cm幅に切る。

※材料の大きさをそろえることで、食べやすくなります。


空豆のア・ラ・フランセーズ-作り方

よく熱した鍋に、冷蔵庫から出したての冷たいバターを入れる。

※鍋が温まってなかったり、溶けたバターを入れてしまうと、分離してしまいます。


バターが溶けたら、ベーコンを入れて中火で炒める。
ベーコンの油が出てきたら、玉ねぎを入れてさらに炒める。


空豆のア・ラ・フランセーズ-作り方

玉ねぎが透き通ってきたら空豆を加える。
鍋にヒタヒタに水を入れて、塩、こしょうで味を調え、沸騰させる。


空豆のア・ラ・フランセーズ-作り方

<4>のアクをとり、レタスを加える。
水溶きコーンスターチを入れて全体を混ぜ、とろみがついたら完成。


空豆はシンプルに塩ゆでしてそのまま食べるのも良いですが、肉・魚料理の付け合わせにこのア・ラ・フランセーズを添えれば、おしゃれな“フランス風”の食卓に。
意外にも、空豆はミントやパセリ等の香草との相性が良いので、ぜひアレンジレシピもお試しください。

アレンジレシピ

グリンピースのポタージュと空豆のア・ラ・フランセーズ
グリンピースのポタージュと空豆のア・ラ・フランセーズ
  1. 皿の中心に丸セルクルを置き、その中にフランセーズを入れ、上にいくらを乗せる。
  2. 周りに空豆のポタージュ(※作り方は小松菜のポタージュと同じです)を流し込む。
  3. セルクルを抜き、いくらの上にミントを添える。仕上げにオリーブオイルをかける。

鯛のグリエアンチョビ風味 空豆のア・ラ・フランセーズソース

鯛のグリエアンチョビ風味 空豆のア・ラ・フランセーズソース
  1. フランセーズに少し水を足し、温める。
  2. 皿にフランセーズを敷き、網焼きにした鯛を乗せ、その上にアンチョビを乗せる。
  3. 仕上げにイタリアンパセリ、ピンクペッパーを飾る。
豚のステーキ 空豆のア・ラ・フランセーズ添え
豚のステーキ 空豆のア・ラ・フランセーズ添え
  1. 豚肉(鶏肉でも良い)を、油をひいたフライパンでこんがりと焼く。
  2. 肉を焼いた後の同じフライパンに、白ワイン100ml程度を入れ、煮詰める。
    水を少量加えて粒マスタードを仕上げに適量入れる。
  3. 皿に肉を乗せ、フランセーズを添える。肉にマスタードソースをかけ、ネギを飾る。
    仕上げにマスタードオイルを少量かける。

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島村 光徳

レシピ監修 : 島村 光徳 -Shimamura Mitsunori-

詳細プロフィール

1972年広島県生まれ。「レストラン シマムラ レスプリ・ド・ミクニ」オーナーシェフ。
ミクニヒロシマにオープン時より携わる。三國清三シェフの精神を引き継ぎ、
「レストラン シマムラ レスプリ・ド・ミクニ」をオープン。
見る者の心を揺さぶる、美しい料理と温かいおもてなしで人気を得ている。

レストラン シマムラにご来店の際、『庭ごはん』を見たとお伝えいただければ、食材をグレードアップいたします。

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