四季のテーブル
四季を通して旬の食材を味わう。フランス料理レストランシェフ直伝、家庭菜園で作れる食材を使った簡単レシピをご紹介します。

小松菜のポタージュ

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作り方

小松菜のポタージュ-作り方

よく熱した鍋に、オリーブオイル、冷蔵庫から出したての冷たいバターを入れる。

※鍋が温まってなかったり、溶けたバターを入れてしまうと、分離してしまいます。


バターが溶けたら、ベーコンを入れて中火で炒める。
香りが出てきたら、玉ねぎ、長ねぎの順に鍋に入れて炒める。


小松菜のポタージュ-作り方

<1>に、下味をつけるために天然塩をひとつまみ入れる。
メークインを入れて、軽く炒めたら、水またはだし汁(昆布だし等)を入れる。
天然塩をひとつまみ入れたら、強火にして加熱する。

※強火で沸騰させることで、アクをしっかり出すことができます。


小松菜のポタージュ-作り方

アクを全て取り除いたら、中火にする。
メークインが柔らかくなったら火を止めて少し置き、 荒熱が取れたらミキサーにかける。

※熱いままミキサーにかけると、破裂する危険があります。


全体が混ざり合ったら、小松菜を入れて、鮮やかなグリーンに変わるまで再びミキサーにかける。

※保存する場合は、容器に氷水をあてて一気に冷やしてから、冷蔵庫に入れてください。(保存期間は約2~3日です)


小松菜のポタージュ-作り方

ミキサーから<3>を鍋に移し、塩、こしょうをして味を調える。

※濃度が濃い場合は、牛乳または水でのばしても良いです。


小松菜のポタージュ-作り方

皿やスープカップに入れ、中央にパセリ、ピンクペッパーを飾る。仕上げにペペロンチーノオイルを少量かけて完成。


ポタージュに長ねぎを入れることで、よりいっそう日本人の舌に合う優しい味になります。 小松菜の変わりに、水菜や春菊などの緑黄色野菜を使ってもおいしいですよ。また、このポタージュを使って、魚・肉料理のソースとしてや、リゾット、パスタにも応用できますので、ぜひお試しください。

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アレンジレシピ

真鱈のカリカリポアレ~小松菜のソテーとそのソース和え~
真鱈のカリカリポアレ~小松菜のソテーとそのソース和え~
  1. 真鱈の切り身に塩、こしょうをし、フライパンで皮面からじっくり焼き上げる。
  2. 小松菜のポタージュをお皿に流し入れ、その中央に小松菜とベーコンのソテーを
    ひく。
  3. ソテーの上に焼いた真鱈の切り身をのせ、天然塩をひとつまみ振り、芽ねぎを
    添える。
小松菜の焼きリゾット
  1. 冷めたご飯を、水で軽く洗う(※洗うことでご飯の粘り気を取ることができます)
  2. ご飯を鍋に移し、小松菜のポタージュをヒタヒタに入れる。
  3. 刻んだ小松菜とベーコンを入れ、火にかける。
  4. バターとパルメザンチーズを加え、味を整える。
  5. ガスバーナーで焼き色をつけて完成。

小松菜の焼きリゾット

島村 光徳

レシピ監修 : 島村 光徳 -Shimamura Mitsunori-

詳細プロフィール

1972年広島県生まれ。「レストラン シマムラ レスプリ・ド・ミクニ」オーナーシェフ。
ミクニヒロシマにオープン時より携わる。三國清三シェフの精神を引き継ぎ、
「レストラン シマムラ レスプリ・ド・ミクニ」をオープン。
見る者の心を揺さぶる、美しい料理と温かいおもてなしで人気を得ている。

レストラン シマムラにご来店の際、『庭ごはん』を見たとお伝えいただければ、食材をグレードアップいたします。

レシピ一覧
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ケークサレ

10月の食材 『秋野菜』秋鮭と南京・さつま芋(紫芋)のケークサレ(2011/10/15 更新)

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キャビア・ド・オーベルジーヌ

9月の食材 『茄子』茄子のキャビア風~キャビア・ド・オーベルジーヌ~(2011/09/15 更新)

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ポテトサラダ

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早筍のローストブルギニオン風

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小松菜のポタージュ

1月の食材 『小松菜』~小松菜のポタージュ~(2011/01/26 更新)

カロチン、ビタミンCとE、鉄、ナイアシン、カリウムなどを多く含み、カルシウムは野菜の中でもトップクラスの小松菜。化学調味料は使わず、素材本来の味を引き立てます。


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